脳浮遊茶之助
Will Be SHOCK Entrance Gate・主宰。
Will Beでは脚本・演出を行いながら、出演もしている。
今回の『守ってみてよ』は、ほぼ二人芝居。
彼はその主演の一角である。
自らの劇団以外への出演は珍しい。
役者としては、癖のあるキャラクターと妙なテンションの演技で笑いを誘いつつ、
ドン引きもさせる(主に下ネタで)。
その一方で、観るものの胸に鈍く迫っていくような、繊細さ・悩みの表現に長ける一面も併せ持つ。
自らの書いた、心の底に澱む思いを形にした言葉(脚本)を自らが演じ、
言葉を吐き出していく。―そんな、心を切り売りしているようなパフォーマンス。それが胸を打つ。
そんなところに、彼のWill Beでの役者としての魅力がある。
今回はそんな彼に、劇団酒呑童子・末山という他人が書いた言葉を、笑い抜きで演じてもらう。
彼が何を思い、どんな声で、どんな息遣いで他人の言葉を声に出していくのか。
普段の彼はとても腰が低く、言葉を選び、優しくためらいがちに、自らを低い所に置いている。
決して器用ではない。
他人との距離の取り方・詰め方に迷いを持てる、繊細な人だと思う。
その繊細な感覚で、自らと役との距離、相手役との距離、他人との距離を探り、
勢いに任せず微妙な手触りで演じていく。
じっくりとご注目いただきたい。
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